たとえば、大切な人に贈り物をするとき。相手のことをできるだけ想像し、自分ができることも考え抜いて、いくつも仮説を立て、ひとつを選んでそっと差し出す。もしも相手が笑顔にならないなら、次の贈り物を考える。そんな「誰かに幸せになってもらうこと」を継続的に行うことが「仕事」であると、私たちは考えます。

このような「仕事」を生み続けるものを、私たちは「なりわい」と呼びます。「なりわい」とは古くは万葉集に現れる言葉で、もともと五穀豊穣（「なり」＝生産）を祈って行う、さまざまな技を意味していたといいます。土を耕す、種をまく、水をやる。そうやって丁寧に育んだ先に、仕事が生まれる、というイメージです。

仕事は、ひとりではできません。少なくとも、売り手と買い手が必要です。ひとつの商品をつくる「売り手」に、たくさんのひとが関わることもあります。また近江商人の「世間よし」ではないですが、売り手も喜び、買い手も喜び、さらにさまざま人や自然なども喜ぶことも、現代の「なりわい」には求められます。

私たちはパートナー企業・行政のみなさまが「なりわい」を実現していくチームの一員として、共に考え、共に挑戦させていただきます。「早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」という有名な言葉のように、広報の知見でご一緒させていただくことで、より遠くの未来へ、そしてより多くの人へ、パートナーが贈り物を届けられるようになる。それが私たちの仕事であり、喜びです。

なりわいカンパニー株式会社
代表 湯川カナ

企業概要

沿革

●三宮駅（JR・阪急・阪神）から徒歩7分